2017年10月8日日曜日

期間工が募集面接を受かるためのちょっとしたコツ


面接で注意すべき事柄!



期間工の募集面接でうまくいかず落とされた、と言う話がちらほら聞かれるようになりました。

なかには、何度も受けているけど落ちると言う話が結構掲示板に投稿されています。

既に入社して期間工になった人間からすると、そんなのまれな話だとして、面接で落ちた人間が
ニートだったとか、歳だったとか、運が悪かったなどと、あまり面接の内容にこだわらない反応
が多かったのが気になりました。

たしかに、職歴とか年齢と言うのはある程度加味する部分ではありますが、期間工と言う職は、
それこそ、引く手あまたで、30代・40代よりは若者、不健康そうな人よりは健康そうな人を
見た目手で選択するっていうことはあるかと思います。

きつい仕事を引き受けてもらうわけですから、面接官としては、ある程度力仕事に慣れていそうな人間
を選択するというのは合理的な判断です。

しかし、現実としては、そんな見た目で採用された人間が脱落するという話は結構あります。
満了まで働かず、または、勝手に逃げ出すということがしばしば起きています。

期間工の面接官は、どういった人間が脱落しているのかを、いろんな観点で調査しているはずです。
ただ、面接して見た目だけで判断するという、そんな単純な作業ではありません。人事部もそれなりに、
統計を出して、こういった人間は排除するなどのマニュアルができていると想定して、面接に臨むのが
大切です。


それでは、どんな人間が落とされやすいのかをチェックしていき、その逆をするように心がけることで
面接に受かりやすくすることができるでしょう。


1.志望動機がはっきりしない

面接官と言うのは志望動機を大切にします。どんな職業でも、志望動機と言うのは必ず聞かれます。採用者側としては、どんな理由で、うちの企業に興味を持ってくれたのかをすごく気にしているわけです。

企業側としては期間従業員を募集する理由は、工場の足りない人手の不足分補うというはっきりとした理由があります。正社員を大量に増やし過ぎると、解雇などができず、企業として負担になってしまうので、臨時の従業員としての期間工を募集しているわけです。

それに対して、期間工の応募者が次のような志望動機を主張したら、採用者はどう考えるかを想像してみてください。


  • 「単純に、お金を稼ぎに来ました。」
  • 「私は、貯めたお金で独立をしたいと思っていますので、しばらく御社で期間従業員として働きたいです。」
  • 「実は、ニートでして、そこから脱出するためにも、期間工と言う職が自分にとってとても魅力的に映った」


採用者が、あなたのその質問に対して、どう考えるかを想像できましたか?
  • 「単純に、お金を稼ぎに来ました。」
最初の「単純に、お金を稼ぎに来ました。」では、言葉足らずです。お金を稼ぐためだけなら他の企業にも応募できるし、うちである必要はないと採用者側は考えるでしょう。
  • 「私は、貯めたお金で独立をしたいと思っていますので、しばらく御社で期間従業員として働きたいです。」
この応募者の回答にたいして、採用者は、自分の立場と会社の募集の内容をよく理解している人間だと、判断するでしょう。この人は自分の目的のために、しっかり働いてくれそうだ、と考え、採用に一歩近づけます。

  • 「実は、ニートでして、そこから脱出するためにも、期間工と言う職が自分にとってとても魅力的に映った」
この志望動機は、極めて自己中心的で、自己の目的のために、単にうちの会社を利用しようとしている人間に過ぎない、と判断されても仕方がありません。確かに、その人の気持ちは良くわかります。ニートなんて誰もなりたくありません。きっかけを利用して脱出したいのはわかりますが、そんな自分のことしか考えそうにない人間が、工場の作業を続けてくれるのか、はなはだ疑問でなりません。

そうなると、採用者側は他の2人をさておき、2番目の「私は、貯めたお金で独立をしたいと思っていますので、しばらく御社で期間従業員として働きたいです。」と主張する人を採用するでしょう。

以上のように、採用者側がどんな人間を採用したいのか、それに対して、自分はどういったことができるのかを、「志望動機」と言う内容で、自分の言葉にする必要があります。冗長になりすぎず、しかし、短すぎず、主張しましょう。ここで、はっきり主張できないようでは、採用はおぼつかないでしょう。


2.時には本当のことは隠せ


そして、面接ではすべて自分のありのままを見せればいいのかと言えば、もちろんそうではありません。
残念ながら、仕事に不利になりそうな内容は極力避けるべきです。

たとえば、期間工は共同生活を送る場合があるので、タトゥーや刺青に厳しいといった話が良く聞かれます。
タトゥーや刺繡はあるかと聞かれて、本当に刺青などが入っていた場合、「はい、あります。」
なんて応えたら、あなたは間違いなく落とされます。

仮に、「ありません」と言い逃れても、後日、健康診断の時に上半身や下半身を見られて、
「タトゥー」がばれると言ったこともあります。その場合、入社を断られるというのが落ちです。

なら、どうすればよいのか?

もし、隠せるなら隠すしかない、ということです。たとえば、下着を履いていれば相手に見られないのだから「ありません」で通すことができます。仮に、小さなタトゥーを肩や脚に入れている場合、その小さな部分に絆創膏などを貼ってごまかす方法があります。裸にされながらも健康診断も無事通過して合格をいただければ、ラッキーと言うことになります。

なお、管理人としてはこの方法はおすすめしません。最終的にばれたときの責任は自分自身にあるわけですから、万が一、退寮を言い渡されても文句は言えないということは理解しておきましょう。

また、同じように健康面についてもそうです。たとえば、持病があり、体力を使うと発症して咳が止まらなくなりますなどと言えば、採用者側は、そんな危険な人をわざわざ雇う理由はありません。馬鹿でも、健康的な人間を雇ったほうがまだましですので、不採用通知を送るだけです。

腰痛で痛めている場合も、「今、少しだけ痛いだけなんですけど、工場で勤務するころには治っています」などと、言っても、そんなことを採用者側が信じるはずもありません。この応募者はまたこじらせてすぐに辞めるだろうと考え、却下されます。

このように、病気や身体的な問題について、採用者側はものすごく敏感です。たとえ、腰が痛くても、腰など痛くないようにふるまい、病気とかはありますか?と聞かれても、「病気はありません。むしろ、どちらかと言えば、冬場でも、部屋の中で半袖で生活しています。」と言った、むしろ自分をアピールする場所にすべきです。

もちろん、でたらめを言えばよいのではなく、本当に、そうするよう心がけていることをアピールするのです。期間工はきついです。そのきつさに耐えられることをしているのなら、それをアピールするのです。

ですので、デブで太った人が応募するなら、応募前から努力して減量するなり何か一歩行動をとってください。何のアピールポイントもないニートやデブでは、採用者側も正直、取りたくもありませんから。きつい一言かもしれませんが、しかし、そのきつさを超える現場が待ち構えているわけですから、努力もしない人間をどうして採用してくれるでしょうか?(始めるなら今でしょ!)


3.常識と受け答え



採用面接に常識と言うのがあります。企業によって異なりますが、期間工に応募するわけですから、それなりの常識が求められます。たとえば、面接のための履歴書は手書きです。IT企業などに入社するのでしたら、パソコンで作成してもいいかもしれませんが、あくまで期間工の面接なので、手書きの履歴書にします。

また、面接は私服かスーツかで迷うかもしれません。しかし、期間工はスーツを来たホワイトカラーではありません。私服で行くのが普通ですが、企業がスーツを指定している場合は、スーツで行きます。

通常、期間工はどこに配属されるのかわかりません。希望を言うくらいなら問題ないのですが、それにこだわりすぎと、採用者側としては好ましからず人物に映ってしまいます。希望を言うならあくまで丁寧に、不快に思われない程度に主張しましょう。

以上のように、面接とは、採用者側と応募者のミスマッチが生じないようにするための機会です。募集内容も理解せずにただ面接するようなやる気のない人間は採用されないし、理解はしていても、やる気がなければ採用されない。なので、しっかり応募内容を理解したうえで、自分のことをアピールするように心がければ、面接官に良い印象を与えることができ、結果、面接に合格することができるでしょう。

声の小さい人は、すこし、大きめの声ではっきり口調で言うことも大切です。自分にたいして自信のない人は、たいてい努力もせず、背筋も猫背気味で、声も小さいです。本当に期間工になりたいなら、必要な努力を今からでも始めましょう!


4.タイミング


また、どうしようもない話として、タイミングの問題もあります。たとえ、自分に落ち度のない面接をしてもどうしても落とされることがある。そういう時に考えられるのが、タイミングです。

タイミングというのは、たとえば新社員が入社する時期などが、その場合です。企業によっては試用期間中、期間工と社員が同じ寮に寝泊まりする場合があります。その時期は、寮に空きがない状態です。そんなときでも、期間工の募集は常に一定数行われています。満了者がいるからです。

しかし、そのタイミングではそんなに人を入れることはできません。なので、その時期の応募はできるだけ避けるのが良いでしょう。3月末~4月頭、また秋入社がある場合は9月など、このタイミングは企業の四半期決算なども出てくるタイミングです。落ち着いた頃合いを計って、応募するのが良いでしょう。


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